営業利益
営業利益とは?
営業利益は、企業の本業が生み出した利益を表す、日本の損益計算書で代表的な指標です。売上高から商品の仕入れや製造にかかった売上原価を引いた売上総利益から、販売員の人件費、広告費、本社経費などの販売費及び一般管理費を差し引いて求めます。借入金の利息や受取利息などの営業外損益、固定資産売却などの特別損益、法人税はまだ含めません。そのため、経常利益や純利益と比べると本業の採算を捉えやすい一方、事業区分や会計方針で比較が難しい場合があります。売上高に対する営業利益率と併せ、増減理由が売上、原価、販管費のどこにあるかを読みます。
ポイント
- 主な役割は「本業の利益を示す」です。
- 企業・決算の記事を読むときの基礎になります。
- 他の指標や情報と組み合わせて判断します。
投資ではどう見る?
前年同期、会社予想、市場予想、同業他社と比較すると意味を捉えやすくなります。 記事に営業利益が登場したら、用語そのものの意味に加えて、過去の推移、同じ分野の指標、企業や市場の状況を確認します。一つの情報だけで売買を決めず、市場が事前に何を予想していたか、その情報を受けて価格がどう動いたかまで見ると理解が深まります。判断するときは、自分の投資期間や許容できるリスクとの関係も忘れずに確認します。
具体例
たとえば、売上高100億円、売上原価60億円、販売費及び一般管理費25億円なら、営業利益は15億円です。前年から営業利益が増えていても、売上増・原価低下・販管費削減のどれが主因かで持続性の見方は変わります。営業利益率や会社の増減要因説明も併せて確認します。
一次情報・参考資料
- 日本取引所グループ「決算短信作成要領・四半期決算短信作成要領」 (確認日:2026-10-06)
よくある質問
営業利益は売上総利益と同じですか?
同じではありません。営業利益は売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いた、本業の収益性を見る利益です。
営業利益が黒字でも純利益が赤字になることはありますか?
あります。営業外損失や特別損失、税金などの影響で最終損益が赤字になる場合があります。