純利益
純利益とは?
純利益は、一定期間の売上とすべての費用・損益を反映し、税金なども差し引いた最終段階の利益です。営業利益に営業外損益を加減して経常利益を求め、さらに特別利益・特別損失と法人税等を反映します。連結決算では「親会社株主に帰属する当期純利益」が、普通株主に対応する最終利益としてEPS計算などに使われます。一時的な資産売却益や減損損失で大きく変わることがあるため、純利益だけでは本業の収益力を判断できません。また会計上の利益と現金収支は一致しないので、営業利益、特別損益、キャッシュフローを分けて、増減が継続的なものかを確認します。
ポイント
- 主な役割は「株主に帰属する利益の基礎」です。
- 企業・決算の記事を読むときの基礎になります。
- 他の指標や情報と組み合わせて判断します。
投資ではどう見る?
前年同期、会社予想、市場予想、同業他社と比較すると意味を捉えやすくなります。 記事に純利益が登場したら、用語そのものの意味に加えて、過去の推移、同じ分野の指標、企業や市場の状況を確認します。一つの情報だけで売買を決めず、市場が事前に何を予想していたか、その情報を受けて価格がどう動いたかまで見ると理解が深まります。判断するときは、自分の投資期間や許容できるリスクとの関係も忘れずに確認します。
具体例
たとえば、企業の決算発表を前年同期や会社予想と比べる場面に純利益を確認します。単独で結論を出さず、関連する数値や情報と比べます。
一次情報・参考資料
- 日本取引所グループ 用語集「1株当たり当期純利益」 (確認日:2026-10-06)
- 日本取引所グループ「決算短信作成要領・四半期決算短信作成要領」 (確認日:2026-10-06)
よくある質問
純利益と営業利益は何が違いますか?
営業利益は本業の収益性を見る利益で、純利益は営業外損益、特別損益、税金などを反映した最終段階の利益です。
営業利益が増えても純利益が減ることはありますか?
あります。特別損失、支払利息、税金など本業以外の要因によって純利益が減る場合があります。