フリーキャッシュフロー
フリーキャッシュフローとは?
フリーキャッシュフローは、企業が本業で得た現金から、事業を維持・成長させるための設備投資などを行った後に残る資金を見る考え方です。一般的には営業キャッシュフローと投資キャッシュフローを合計して捉えますが、投資支出だけを控除する方法など定義は資料によって異なります。残った資金は借入返済、配当、自社株買い、買収、手元資金の積み増しに使えます。会計上の純利益とは売掛金、在庫、減価償却などの扱いが異なり、EBITDAと違って設備投資や運転資金の影響を受けます。単年のマイナスが直ちに悪いとは限らず、大型成長投資によるものか、本業の現金不足かを数年の推移で分けます。
ポイント
- 主な役割は「配当余力と企業価値に有用」です。
- 企業・決算の記事を読むときの基礎になります。
- 他の指標や情報と組み合わせて判断します。
投資ではどう見る?
前年同期、会社予想、市場予想、同業他社と比較すると意味を捉えやすくなります。 記事にフリーキャッシュフローが登場したら、用語そのものの意味に加えて、過去の推移、同じ分野の指標、企業や市場の状況を確認します。一つの情報だけで売買を決めず、市場が事前に何を予想していたか、その情報を受けて価格がどう動いたかまで見ると理解が深まります。判断するときは、自分の投資期間や許容できるリスクとの関係も忘れずに確認します。
具体例
たとえば、企業の決算発表を前年同期や会社予想と比べる場面にフリーキャッシュフローを確認します。単独で結論を出さず、関連する数値や情報と比べます。